【基本情報技術者試験】平成25年春期 問10

はじめに

今回は平成25年春期問10の回答、解説です。平成25年春期問10は主記憶のデータを参照するアドレス指定方式についてです。

問題を解くためのキーワード

  • アドレス指定方式
  • 間接アドレス指定方式
  • インデックス(指標)アドレス指定方式
  • 相対アドレス指定方式
  • 直接アドレス指定方式

問題のカテゴリ

今回の問題カテゴリは以下の通りです。

分野大分類中分類
テクノロジ系コンピュータシステムコンピュータ構成要素

問題

主記憶のデータを図のように参照するアドレス指定方式はどれか。

  • ア:間接アドレス指定
  • イ:指標アドレス指定
  • ウ:相対アドレス指定
  • エ:直接アドレス指定
正解を表示する
正解:ア

解説

この問題については、問題の選択肢のアドレス方式を理解している必要があります。それぞれの選択肢ごとのアドレス方式を解説していきます。

ア:間接アドレス指定

正解の選択肢です。設問の図のようなアドレス方式となります。

イ:指標アドレス指定

指標アドレス指定はインデックスアドレス方式とも呼ばれます。以下の図にて解説していきます。

インデックス(指標)アドレス方式では、他のアドレス方式と異なり、命令部とアドレス部の間にインデックスレジスタ番号があります。この番号に従い、まずはインデックスレジスタと呼ばれるレジスタのアドレスから値を参照します(図では30)。その後アドレス部の値を参照し(図では25)、インデックスレジスタの値とアドレス部の値を足した値(30+25=55)から主記憶のアドレスからデータを参照する方式です。

ウ:相対アドレス指定

相対アドレス指定方式についても図を用いて説明します。

この方式では他の方式と異なり、プログラムカウンタの値をアドレス部の値に足して、主記憶のデータを参照する方式です。ベースレジスタを持たないが、CPUなどで採用される方式です。図ではプログラムカウンタの値が30であるのに対し、アドレス部の値が25であるので、30+25=55のアドレスを参照します。

エ:直接アドレス指定

直接アドレス指定方式は、書いて字の名のごとく直接、アドレスを指定しにいく方式です。

図の通り、アドレス部の値にて主記憶のアドレスからデータを参照します。

おわりに

今回は平成25年春期問10の回答を解説しました。